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現場のつぶやき

現場のつぶやき

2024年8月3日 見た目は気持ち悪いですが。

「 ぷよぷよ


マンションの危険樹木のパトロールで見つけた「 ぷよぷよ

これはキクラゲです。

キクラゲは、主に広葉樹の枯れ木の倒木や、切り株に発生する木材腐朽菌の仲間です。
気をつけて見ていれば、公園や街路樹の切り株でも見つけることができます。
特に珍しいキノコではありません。

スーパーなどで販売されている、乾燥キクラゲは中国からの輸入品がほとんど。
日本産のものはほんの僅かです。
また、販売されているキクラゲは乾燥品も生も含めて、本当はキクラゲではない様です。
近縁のアラゲキクラゲが栽培品の大部分を締めている様です。
身近な場所で取ったキクラゲを食べてみるのはいかがでしょうか?
自己責任でお食べ下さい。

枯れた箇所に出るので樹木自体に危険が及ぶ訳ではありませんが枝の落下による事故を防ぐには、剪定して取り除く事をお勧め致します。
樹木に関して、何か不安な事があれば、倒木危険度調査など、ご相談下さい。

 
(吉田)

2024年6月7日 どうしても、我慢できなければ・・・。

「 春の風物? 」


これは何の穴?
花壇の周りを多数の虫が飛び回っているので、居住者からは「気持ち悪い、怖い」と管理組合に相談が寄せられ 、お邪魔してみると花壇の中に5ミリ程度の巣穴?が多数。
一見アリの巣のように見えますが、周りにコバエみたいのが沢山、飛んでいる・・・。
巣穴に出入りしているのは小さなハチでお腹の周りは何やらモコモコしている。
体長 約5~7mm前後のコハナバチの仲間です。
メスが地面に巣穴を掘って、花々を巡って花粉を集め、巣穴の中で花粉団子を作ってそこに産卵します。
コハナバチは人を攻撃することはほとんどありません。
できれば「春の風物」と思って見守っていただきたいです。
産卵の時期が終われば、姿を消すので。

どうしても、我慢できなければご相談下さい。

 
(吉田)

2023年11月25日 いかがですか・・・。

シグナル(写真閲覧注意)
先日、公園のサクラの木に発生した毛虫『モンクロシャチホコ』の駆除を行いました。
夏にも拘わらず、葉がほぼ食べられ秋の装いになってしまっている木がちらほら…
中には、一枝だけ食べられ、他に食べられた痕はなく、虫も見受けられない木も…
 
実は、この一枝だけ食べられた痕のある現象。
 
植物は、摂食された時や傷つけられた時などに
直接損傷を受けていない箇所へ
 
食べられた!傷つけられた!と
全身に情報を伝える仕組みがあるようで
 
それにより、毒性を出したり、抵抗性を高めたり出来るようです。
その為、虫が途中で食べるのを辞め、移動したようです。
 
 何気なく見て触れていた木…
ちょっとした情報が入るだけで、見方も変わってきますね。
 
ちなみにモンクロシャチホコは
毛に毒性はなく、素手で触っても大丈夫で、食すこともできます。
 
主にサクラの葉を食べているので
味は桜餅のような味だそうです。
 
気になる方は是非どうぞご賞味あれ!
             …私は遠慮しておきます。(笑)

 
(佐久間)

2023年10月21日 これはただごとじゃない!

身近に潜む危険
横浜市戸塚区にある大型マンションでの薬剤散布作業中。
まだ寒暖差に身体が着いて行けず、何とか気力でカバーして職務遂行に励んでいます。
この日は補助者一人を付け、午前中に1件、午後から1件、薬剤散布作業に回るといった感じでした。
補助者に現場状況を説明して回っている最中、ふと足元を見ると長さ30cmぐらいの紐状の物が落ちていました。
「おや?よく見るととぐろを巻き、鎌首を上げたヘビじゃありませんか?しかも威嚇して、いかにも戦闘態勢でいる。これはただごとじゃない!マムシだ!」
マムシには毒があり、ジメジメとした湿地帯を好み、嚙まれたら命にも関わる危険な毒ヘビです。
素手で捕まえる訳には行かず、持参したほうきで追い払いました。

状況写真も撮り、マンションの管理人さんに伝え、会社の従業員にも一斉メールで伝えました。

管理人さんには感謝され、作業に取り掛かる前の確認を行なったことにより、事無き得ました。
いかに作業前の確認が大切かを改めて認識させられた日でありました。
皆さんも事前確認を怠らずに日々作業に務めて下さい。
 

 
(釜)

2023年8月4日 美味しそうなの見つけた。

金平糖!?

先日、とあるお庭に伺ったところ美味しそうな金平糖がたくさんなっているではないですか!?
皆さんにはいったいこれは何に見えますか?
実はこの金平糖の様に見える物は、カルミアという樹木の蕾なのです。
何とも可愛らしく、美味しそうですね。
 
 カルミアは、ツツジ科カルミア属に属する北アメリカ及びキューバ原産の常緑低木で、約7種あるそうです。
北アメリカの植物を収集したスウェーデンの植物学者ペール・カルムにちなんで命名されました。
 花は5月上旬から6月中旬ごろ開花し、花色は白、ピンク、紫などで蕾が突起がある金平糖状になるのが特徴です。
ちなみに葉はグラヤノトキシンを含み有毒で、特に羊が中毒を起こしやすいことから一部の種は、Lambkill「羊殺し」と呼ばれているそうです。
 
 時期になるとあちらこちらのお庭で見られる可愛らしい金平糖の様な蕾を、みなさんは何種類見つけられるでしょうか!?
ぜひ一度、「金平糖」探しの散歩を楽しんでみて下さい。
 

 
(手塚)

2023年7月1日 やっと成果が・・・。

藤棚の上にも3年

樹木医の師匠、冨田相談役から藤の木をお借りして4年。
今では写真の様にたくさんのお花が咲いていますが、
ここまでの道のりは・・・長かった!
初年度:しばらく自然のままに伸びていた藤は、つるがぐるぐる巻きになり大変な事に。
    冬に骨格を整理して、全体の1/3くらいの枝を思い切って剪定しました。
    これだけ多くの枝を剪定すると回復に時間がかかり、数年は花付きが悪くなると伺いました。
    4月の開花は7輪のみでした。
2年目:枝数も回復して、開花も期待できそうと思っていましたが、
4月の開花はまたもや7輪でした。
数年という事は来年かもしれないけど・・・と焦りが出てきました。
3年目:前の2年と芽の雰囲気が明らかに違いました。
    4月の開花は225輪でした。
まさに藤棚の上にも3年。
「結果が出るまでには、時間のかかる事だってあるんだよ。焦らないで!」
と藤が教えてくれた様な気がします。

 
(高野)

2023年3月10日 現場合わせ

「図面の無い仕事

外構工事の仕事には基本的に綿密な図面が用意されている。

その図面をもとに、構造物をいかに忠実に具現化していくかが外構工事では問われることになる。

ごくたまに、営業設計の人間から、図面の無い仕事をたのまれることがある。

『階段に自転車用のスロープを付けてほしいんだけど、現場合わせで作ってくれない?』

というような。

現場を確認し、図面作りをスタートする。

頭をフル回転させ、お客様の要望、どうしたらより便利に使いやすくなるかを考えまくる。

頭の中に図面を引く。

想像力・空間認識能力・緻密な手作業が求められる。

誰にでもできることではない。

作ってみて、寸分たがわぬ作品が出来上がった時、お客様が喜んでくれた時は本当に嬉しい。

誰の仕事でなく、自分にしかできない仕事。

図面の無い仕事、これからもどんどんやっていきたいと思っている。



(佐藤国)



2023年6月14日 溢れ出す赤紫の水

「手を入れない美しさ

以前、現場帰りに車を走らせていると、とんでもない光景に出くわしました。

見てください。
まるで赤紫の水が林の中からあふれ出したように見えるではありませんか。

なんだこの生垣は、好奇心が止まりません。
車を安全な場所に止め、確かめに行くと、トキワマンサクの生垣でした。

近くでみるとまた、その美しさと迫力に圧倒されます。

人の手の入っていない樹木の美しさ、生命力あふれる姿に、心が震えました。

条件がそろえば 手を入れないという選択肢もありうる のかもしれない・・・

自然のあるがままの姿のに、人の手の入らない美しさがあるのだと、痛切に感じさせられる瞬間でした。

 
(篠部)

2023年1月20日 日々精進

「坪庭

先日、先輩指導の下鎌倉で坪庭を造ってきました。
黒穂垣、建仁寺垣、黒穂と建仁寺を合わせた扉、延段(のべだん)、景石(けいせき)、沓脱石(くつぬぎいし)、砂利、苔、植栽と内容の濃い現場でした。
和室から見た仕上がりをイメージしながら作業するのは大変でしたが、完成した時は感動しました。
6年グリーンサービスに勤めていますが、このような現場は初めてで不安もありましたが、それ以上に作業をしていて楽しかったです。
なかなか坪庭を造る仕事はありませんが、垣根だけや延段だけの現場の時に各工種のスキルアップをし、次に坪庭を造る時はもっと楽しくもっと納得のいく良いものを造りたいと思いました。
 
(斉藤)
 

2022年11月24日 生命の魅力

「紅葉

つぶやきの内容を考えている頃、紅葉の見頃でした。

紅葉を見ていると、「そういえば紅葉ってなんで黄色や赤色になるんだろう?」と思いこれを気に少し調べてみました。
葉っぱは日光を浴びることによって葉緑体が栄養分を作ってくれます。
これを光合成と言います。

秋になり気温が落ちてくると日光が減り、光合成が足りずに栄養分を作れなくなっていきます。
そうすると栄養分が減っていき、元々葉っぱにある黄色の成分(カロチノイド)が残り葉が黄色くなる様です。
そこにエネルギーを使って養分を作るバランスが崩れると赤い成分(アントシアニン)が作られ、紅葉するのが大まかな理由でした。

樹木も最後まで栄養を得れるように紅葉するなど、生きる工夫をしていて生命の魅力を感じました。
これからも手入れをする際には命を感じながら丁寧に剪定を使用と思います。

 (玉置)

2022年6月24日 梅雨の楽しみ

「紫の陽の花。

アジサイは、日本原産の落葉低木。
日本原産のガクアジサイが西洋に渡り、品種改良を重ねられ、西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。
最近は西洋アジサイ、ガクアジサイの中でも品種によって色、形の種類が豊富にあります。
次々に新品種が登場してくるので、追いつけないほどです。
現時点では3000種類もの品種があると言われています。
アジサイの育て方は、翌年も花を咲かせるための剪定にコツがありますが、基本的には簡単です。
一度植え付ければ、長い間花を楽しめる寿命の長い植物で、年々花数が増えて見事な株になります。
 
雨や曇りのぐずついた天気が続く梅雨の時期、自然と家で過ごす時間も多くなる時期ですが、そんな中でも、いきいきと鮮やかに咲くあじさいは、色彩豊かに私たちを楽しませてくれます。
雨の日に咲く花々を見に行くことは、植物の新たな一面を発見する機会になるかもしれません。

 (楳田)

2022年3月21日 お任せあれ

咲くかな?
「フジについては・・・。

冬の剪定作業で切り落としたフジの枝です。
水に差して、暖かい室内に置いて
ひと月ほど経過しました。
枝の元に近いつぼみから大きくなり始めました。
3月の終わり頃には花開いていると思います。
先端の小さい芽、花が咲くでしょうか?
毎年、こうして木の状況を確認しながら
データを蓄積して如何に花を多く、長く(花の長さ)咲かせるか日々、精進しています。
フジでお悩みのお客様がいらっしゃればお気軽にご連絡ください。

 (柴田)

2022年1月24日 指名手配犯?

指名手配犯
「桜が・・・。

最近、東京、大阪、関東近郊の桜の名所などで突然、木が枯れて落枝や倒木などの被害が発生しているのをご存知ですか?
その原因はコイツです。(左記写真)
「クビアカツヤカミキリ」といいます。
中国、台湾などのアジアから来た、特定外来生物に指定されている昆虫です。
特徴は2cm~4cm位(ひげは別)で首回りが赤く、体全体がツヤのある黒色をしています。(キモっ)
特にサクラ類(ウメ、モモなどのバラ科)の被害が多くサクラの名所などでは観光被害をうけているので一匹50~500円の懸賞金まで出るほどです。(ちなみに神奈川県は出ません。)
まだ、神奈川県では今年の7月2日に発見されたばかりですが全国的に拡がりつつある様です。
もし、お庭のサクラなどの調子が良くない様でしたら弊社にご相談下さい。
何かお手伝いできる事があるかもしれません。

 (吉田)

2021年12月14日 石組み

施工後
「石組み

先日、小田原にて石組み工事をしてきました。 
石組みとは、お庭の中に自然の石を組み合わせることで現実とは別の世界や景色を表現することができます。

今回の現場では御嶽石(おんたけいし)という石を使用しました。 
石にはたくさんの種類があって、色や形も石によって異り、それぞれ特色があります。

また石には、顔があります。
どの面を正面にするか、上にするか下にするかで、ひとつの石でたくさんの顔を表現できます。

今回の石組は私にはあまり経験がなく、戸惑いながらの作業でしたが、
沢山の石を見ることで、表現力が身につくと感じました。

 (定松)

2020年3月25日 自分のお家に飾りたい

シペラス
「シペラス

先日お庭のお手入れで入らせて頂いたお宅で切らせてもらった植物の中に
とてもかっこよくて「自分のお家に飾りたい」と思わせた植物「シぺラス」

シぺラスとは熱帯から温帯に600種類ほどもあり、日本にも30種類ほどが自生しているとのこと。
僕が出会ったのは「シュロガヤツリ」という種類で、草丈1メートルほどで
マダガスカル島原産、茎の上部に緑色の帯状のものを20枚ほどつけ
ちょうど傘を広げたような姿をしていました。

早速家に帰り、持っている花瓶の中で1番細長い物にシぺラスのラインを活かすように
入れてみたら、かなりいい感じに仕上がったのですが。。。
うちの茶トラの愛猫「おかか」が早速イタズラ。。
普段家から出ないもので気になって仕方がない様子。
シぺラスは割と折れやすいので仕方なく玄関の隅に飾ることにしたのですが。

その後も玄関の扉を開ければ直ぐにシぺラスへ一直線、半ば諦めかけた後日
おかかが嘔吐していてビックリしてみると、そこにはシぺラスの破片が。。。
もしや猫にとって毒性があるのかと心配になり調べてみましたが、特に毒性は
ありませんでした。

しかし調べている中、普段よく見かける意外な植物が沢山ありましたので、猫ちゃんと 暮らしている方は一度調べてみると安心かと思います。

話がシぺラスから猫に反れてしまいましたが、もしお庭のシぺラスを手入れされた方おられましたら、
2.3.本でも花瓶に入れるとすごくかっこいいので是非お試し下さい。

 (井口)

2020年11月25日 ぼっくり

「松ぼっくりに杉ぼっくり?

松ぼっくりには、アカマツ、クロマツ、ゴヨウマツ、カラマツ他
広葉杉(コウヨウザン)などあるようで、公園や山なんかに行くと
この季節、目にする機会があると思います。
種類によって大きさや形が全然違うのも面白いですね。
この松ぼっくりを使ってなにか作ってみたいものです。
例えば、リースの飾りに使う・・・。
何か作らないまでもテーブルにちょこんと置くだけで画になります。
そうそう!松ぼっくりでジャムを作っている人もいるようです。
えっ⁉ 
松ぼっくりって食べれるの!?
あの硬い松ぼっくりを・・・?
ホント?
そう思いますよね。
調べてみたところ、食べれるところは松ぼっくりの若い小さな部分らしいです。
気になりますよね~味………。
甘いの?
渋いの?
一応ジャムなので甘いとは思いますが、
松ぼっくり自体は食物繊維が豊富なので口の中に残る感じだとか・・・。
ビミョウ( ^ω^)・・・。
これは自分の想像なんですが、
えぐみみたいなのがあるのでシロップでごまかしてるんですね、きっと・・・。

作り方は至って簡単!
砂糖、水、松ぼっくり。すべての材料をいれてグツグツ煮込むだけ!
グツグツ・・・♪グツグツ・・・♬どうですか?やってみたくなりましたか?
気になる方はぜひチャレンジしてくださいね!Let‘s cooking!

(久保田)

2020年10月26日 石加工の難しさを痛感

施工中
「石の音

こんにちは、工事部の富澤です。
先日、お世話になっている会社様の外構工事で石貼りをしました。
使用したのが石英質の粘板岩で、ヨーロッパなどでは古くから屋根材や建築資材として使われ加工しやすいのが特徴です。

現場で石の形、大きさ、表情、周りの石との合わせ、リズム等を見ながら作業を進めていくのですが、
そのままの形で合わない時は石割ハンマーを使って叩き割りながら調整をします。

割る位置に狙いをつけて叩くと「カンカンカン」と高く小気味良い音がするのですが、たまに「コン」と鈍い音がします。
その時は狙った所とは別の所で石の節理で割れてしまいます。

真っ二つに割れたり、大事なところがかけたり、心が折れそうになりますがそれが石作業の醍醐味であり難しく面白いところでもあります。
自分は経験が浅く、うまく割れないことが多いですが、石の表情や音をよく捉えうまく割れるようになりたいと思いました。

(富澤)

2020年9月29日 スズメバチの季節

除去後の巣
「スズメバチの季節


コガタスズメバチは比較的、狭い場所に巣を作るのが多い様で、

生垣の中やツツジなどに作ります。

 

女王バチが単独で巣作りをしている時期はトックリを逆さにした様な形をしていて最終的にはサッカーボール位になるようです。

 

9月~10月は活動が最も活発になり、注意が必要です。

 

今年は現場でも刺される人が続出しているので、

皆さんもご注意下さい。

(佐藤)






2020年7月20日 言霊

作業中
この仕事をしていて一番良かったと思う瞬間
 




初夏の若葉がお生い茂り、梅雨の季節、束の間の晴れでの炎天下作業。

まだ急激な気温差に身体が着いていけず、戸惑いを隠しながらも気力だけは負けじと、日々の職務遂行に取り組んでいます。

 

この日は社員四人と、交通誘導員一人を付け、大庭トンネル北出入り口付近の街路樹E地区法面の低木刈込作業でした。

 

現場状況を事前に確認し、いざ作業となると、かなりのボリュームがありました。

しかもハチの巣があったり、通行人や車両の往来も激しく、悪戦苦闘を強いられました。

 

ただ待ち行く通りすがりの方々に、「綺麗になりましたね」「暑い中ご苦労様です」「ありがとう」などと

労いや感謝の気持ちを伝えられると、疲れもどこか吹っ飛び、パワーの源となり、この仕事をしていて一番良かったと思う瞬間でもあります。

 

普段私達が何気なく感謝や労いの気持ちを口に致しますが、実はその言葉には魂が宿り、言霊となって伝わることが只々ありますね。

(釜)






2020年6月29日 オオキンケイギク

「黄色」のオオキンケイギク
「オオキンケイギク
 




道端や空き地などでよく見かける黄色い花、ご存知でしょうか。
最近よく見かけるようになったなぁ・・・
たくさん咲いていてきれいだなぁ・・・なんて思ったりして。
 
コスモスのような花びらで、キバナコスモスとよく間違われます。
 
この花オオキンケイギクといいます。
北アメリカ原産で1980年代に鑑賞目的で導入されたそうです。
可愛い顔してこのオオキンケイギク、実は特定外来種に指定されています。
繁殖力が強く、在来種に悪影響を与える恐れがあるとして危険な植物と捉えられたのです。
特定外来生物外来生物法に基づき、栽培・譲渡・販売・輸出入などが原則禁止されています。wiki)
 
きれいで丈夫だからたくさん植えられて、増えすぎると今度は駆除の対象になる、なんだか人間はわがままだなぁ・・・としみじみ。
 
人も花も可憐で優しいのが好まれるのでしょうか。
自分はどっちかなぁ、黄色い花畑を見ながらそんなことを思ったのでした。






2020年4月24日 道端で見つけました

「白色」のシロバナタンポポ
「色々なたんぽぽ
 



たんぽぽが咲き、春を感じる季節になりました。

たんぽぽと言えば何色でしょうか。

「黄色」ですね。

みなさんは黄色以外のたんぽぽに出会ったことがありますか?

私は「白色」と「ピンク色」のたんぽぽに出会ったことがあります。


 日本の在来種です。

藤沢市内、大庭城址公園付近の道端で見つけました。

シロバナタンポポ以外にも白いたんぽぽは存在するようです。

「ピンク色」のヒベニタンポポ


中央アジア原産で日本の在来種ではありません。

藤沢市内の園芸店で販売されている所を見つけました。

ヒベニタンポポ以外にもピンクのたんぽぽは存在するようです。

*園芸店などで販売されているモモイロタンポポはたんぽぽと別属の植物です。

 

調べてみると、クリーム色、紫色、オレンジ色もあるそうです。

黄色以外のたんぽぽもかわいい!

みなさんもいろいろなたんぽぽを探して見て下さい。

(高野)

2020年3月25日 ちゅーぶらりんですが奮闘しております。

講習中
「恐怖心の克服、技術の向上
 



先日、ロープワーク講習を受講しました。
法律で高所作業の規制が厳しくなり、ハーネスをつけなくてはいけなくなります。
そのための講習でしたが、自分は高所恐怖症があり、大きい木の剪定、枝下ろしなどの作業はいつも足をガクガクさせながら作業をしていました。
その恐怖心を少しでも和らげられたらいいなと思い、参加しました。
実際に講習の際には大きな木にロープを掛け、ハーネスをつけてロープワークでグイグイと登っていきます。
一番上から下を見るといつもなら怖い高さなのですがハーネスをつけているおかげで身体が安定し、安心して動けました。
興味がある方はネットでツリークライミングと調べると、ハーネスを付けて木を登る体験ができるので、是非体験してみてください。
とても、楽しいのでお勧めです。
(玉置)
 

2020年1月23日 コタツを飛び出して

「シマシマの実
 



冬になると庭のあちこちで見かけられる柑橘の実ですが、その中でも珍しい実に縦縞が入った「地球柑(チキュウカン)」をご紹介します。
ミカン科ミカン属の常緑低木で、インドのヒマラヤ地方が原産地と言われています。
実に入った縦縞が、地球儀の経度のように見えるところからこの名が付けられたそうです。
またの名を「縞橙(シマダイダイ)」とも呼ぶそうです。
 果実に緑色と黄色の縦縞模様の入るダイダイ(橙)の園芸品種で、主に観賞用として流通しているようです。
ちなみに果実は酸味と苦みが強く、生食には向かない様です。用途としては、皮はマーマレードに、果実は食酢に利用されるそうです。
 元々ダイダイ(橙)の名は、実が落ち難く、放っておけば翌年、翌々年と代々の実を見る事が出来るところから名付けられたそうです。
「地球柑」も実が落ちずに残っていますが、縞模様が見られるのは冬の時期だけで、春から夏には普通の橙色に戻ってしまうそうです。
稀に一本の木から緑の実と縞模様の実と橙色の実と同時に3種類がなっているところも見られるそうなので、寒い時期ではありますが、みなさんもコタツを飛び出して「地球柑」のシマシマの実探しに出かけてみたらいかがでしょうか?
(手塚)
 

2019年12月23日 作りました

「作りました。
 



これはなんでしょうか?
 
高さ 70cm、幅 50cm、重量 一人で持ち上げるにはちっと重い。
 
イベント用で制作したマツボックリのディスプレイです。
 
年に何回かT-siteや辻堂海浜公園のイベントに出店し、観葉植物の販売やワークショップなどで湘南グリーンサービスを知っていただこうと参加しています。
より魅力を感じてもらう為に、出店するスペースも社長自らデザインする気持ちの入れようです。
 
この時は北欧がテーマのイベントでクリスマスをイメージしたデザインで出店しました。
 
このマツボックリはスタッフが通常の仕事を終えた時間で制作した作品なのです。
 
その他にクリスマスリースや多肉植物の寄せ植えなどスタッフが制作したものを多数販売し、お客様に高評価をいただきました。
特にお子様づれのお客様にはSNS映えのする写真を撮っていただくなどして、無事終了致しました。
 
ご希望がありましたらデザイン造作や寄せ植えなども制作、販売させていただきますのでお気軽にご相談下さい。
 
(吉田)
 



2019年10月28日 植木屋さんの服装

植木屋さんの正装?
植木屋さんの服装
 

さんは「あっ、植木屋さんだ!」と、思った時はどんな時でしょうか。

三脚を乗せて走っている軽トラックや鋏を腰にぶら下げて作業しているところ、

植木のお手入れをしている姿や、ブォオオと機械音を遠くで慣らしている職人に気づく時などいろいろあるのではないでしょうか。

 

服装にもご注目ください。

植木屋さんの正装はご存知でしょうか?

地下足袋、藍染の脚絆(きゃはん)に乗馬ズボン、腹掛けに鯉口シャツ、手甲(てっこう)にてぬぐい。まさに昔ながらの植木屋さんの姿です。

このような植木屋さんの姿、最近ではあまり見掛けなくなりました。

いつだか読んだ本の中に「遠くから見て、植木屋さんだ。と、一目見てわかる服装をしなければならない。」というフレーズがあり、心に残っています。

このフレーズは植木屋に限らず他の職業にもいえる言葉だと思っています。

 

現在では長ズボンに地下足袋、長袖にタオルを頭に巻いてと、このような恰好が目立ちます。

弊社にも作業着風の制服はありますが、昔ながらの植木屋さんの姿も大切にしたいものです。

 

(藤白)
 
 

2019年9月24日 街路樹

街路樹
「街路樹
 
街に美しい緑の潤いを与える街路樹ですが、その歴史は古く、奈良時代に始まったとされています。


江戸時代には、幕府による細かな取り決めや指導が行われるようになり、街路樹の植栽技術や管理・運営の基礎が確立されたと言われています。

 

明治時代に入ると10種の樹種が選定され、本格的な街路樹計画が実施されました。

 

現代に至るまで街路樹は1000年以上にわたって大切にされ続けてきましたが地球規模での環境劣化が問題視され、一方で身近な緑に安らぎを求める時代になり、その必要性はますます高まっているといえます。

 

街に緑の潤いを与え、その美しい景観が人々の心を癒すのはもちろん、二酸化炭素の削減、都市の冷却化、野生生物の拠り所としてなど、街路樹の役割は多彩に広がってきています。

街路樹を剪定するにも効率や美しさだけでなく、歴史を意識して仕事をしたいと思います。

 

 

(楳田)
 
 

2019年8月24日 セミ

抜け殻
「 セミ
 
植木屋という仕事をしていると多くの昆虫に遭遇します。
初夏によく出会うのはセミであり、セミが鳴きだすと
いよいよ暑さとの戦いの日々が始まるなぁと気合を入れるわけです。
写真はセミの抜け殻ですが、多い場合は一本の木に3-5匹も抜け殻がある場合があります。
今回はそんなセミのトリビアを少々紹介してみましょう。
 
セミの幼虫は土の中で3年から17年も過ごします。
これは氷河期を乗り越えるために温度変化のあまりない土の中でゆっくり成長するようになったとも言われています。
それから地上に出て羽化するわけですが、その抜け殻は古くから漢方に使われているそうです。
漢方薬の名前は消風散。
皆さんも、もしかしたら知らずにセミの抜け殻をのんでいたかもしれませんね。
ちなみに効能はかゆみ止めや解熱作用があると言われています。
セミの寿命は1週間と言われていますが、実は1か月程度も生きるそうです。
土の中の年月も入れれば、とても長生きな昆虫ですね。
そしてセミは幼虫も成虫も食べられる!
特にから揚げにすると甘えびを揚げたような感覚でハマるそうです(笑)
幼虫はナッツのような味で大人気?
皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?
もちろん自己責任で・・・

 

(岸)
 
 

2019年6月24日 草刈り

草刈り後の鳥達
「 草刈り
 
現場で草刈り作業をしていると、どこからともなく鳥が飛んでくる姿を目にします。

作業を進めながら振り返ると、鳥(ムクドリ)が何羽も近づいてきて地面を歩き回り虫を食べている様子でした。

草刈りをすることでエサとなる虫などがよく目につくのでしょうか。

人馴れしているのか自分から1.5mくらいの位置まで近づいてくるムクドリもいました。

鳥の中には、頭が青色で体が黒っぽい鳥もいて様子を伺いに来ていました。

鳥は人間の行動を良く見ていて、虫などのエサとなる物を探す術をよく知っているなと改めて感じました。

                                

(澤津)
 
 

2019年5月14日 『グリーンサム」

最も美しい季節 最も美しい庭
「 グリーンサム(green thumb)
 
あっという間に季節は巡り、もう5月も半ばとなりました。
そこかしこでたくさんの花々が咲き、心躍る毎日です。
 
皆さん、”グリーンサム”という言葉を耳にしたことはありますか。
英語で綴ると ”Green thumb"。
直訳すると”緑の親指”。
植物を育てるのがうまい人を言うそうです。
 
先日お客様よりご連絡がありお庭を拝見してきました。
『最高の状態だから見にいらしたら」と。
手入れを行ってはいましたが、なかなかピークの時には伺うことができず、お庭の一番美しい瞬間を見ることは初めてでした。
 
『すごい!』
 
バラをはじめ全ての植物たちが活き活きとして、それはそれは見事でした。言葉が見つからない。
花はもちろんですが、葉の艶の美しいこと。香りの心地よいこと。
 
友人に教えてもらった言葉が頭をよぎりました。
植物を育てるのがうまい人 ”グリーンサム”。
こんな庭を育てることができる方をきっとそう呼ぶんだと実感しました。
 
もちろんこのお庭のお客様は植物を愛されています。
ただそれだけではありません、ご自身でたくさん勉強もされています。
 
愛情と努力が、植物の本来の力を最大限に引き出すことができるのだと感じさせられました。
 
この庭の植物たちは本当に幸せだろうなぁと思いつつ、こんな庭を造っていけるようにならなくてはいけないと、改めて襟を正す一日でした。
 
(篠部)
 
 

2019年3月25日 春を感じて

ハクモクレンの花とコブシの花
「 春のタイミング
 
桜の開花宣言もされ、日中も大分暖かくなりましたね。
まさに「春」です。
人によって「春だな~」、「春になったな~」と思うタイミングはそれぞれだと思います。
私は二つの事から「春だな~」と感じました。
 
一つ目は通勤途中に見つけたツクシです。
漢字では「土筆」や「付子」と書かれます。
「土筆」は見たままだと思いますが
「付子」はというとスギナに付いて生えるからだそうです。
食用としては有名でクックパッドにもレシピが載っています。
 
二つ目は「メジロ」です。
作業中にたまに見かけるのですがかわいい声で鳴いていたので探してしまいます。
メジロはウグイスと、よく間違われますが
注意して見るとメジロの方が小ぶりで色が鮮やかです。
また、名前の通り目の周りがハッキリと白いのが特徴です。
 
私は二つの「春だな~」を感じましたが
皆さんはどんなタイミングで感じるでしょうか?
 
(山本)
 
 

2019年2月25日 春が近づいて来ました

ハクモクレンの花とコブシの花
「 ハクモクレンとコブシの見分け方
 
まだまだ寒い日もありますが、一歩一歩春が近づいているように感じます。
私は、植木屋という仕事をするようになってから、樹木の花を見て四季を感じることが多くなりました。
先日、現場の帰り道にハクモクレンが咲き始めていました。
春を感じる花の一つです。
よく似た樹木にコブシという樹木があります。
ぱっと見た感じだと樹形、花などがとても似ており
区別がつかない時があります。
 
今回は、簡単な見分け方をご紹介します。
 
1:「花の形」
ハクモクレン:チューリップのように半開きになっている。
コブシ:花が完全に開花している。
 
2:「花の向き」
ハクモクレン:花が上の方向を向いている。
コブシ:花が横向きに咲いている。
 
3:「花びらの枚数」
ハクモクレン:9枚
コブシ:6枚
 
ハクモクレンは、花が半開きなので分かりにくいですが、コブシの花はわかりやすいです。
 
以上が、ハクモクレンの花とコブシの花の見分け方です。
春を感じながら、今日も現場に向かいます。
 
(加藤)
 
 

2019年1月23日 あれから

「 多頭化
 
以前、紹介した我が家のアロエ・ディコトマのその後です。
去年の夏は猛暑だったせいかディコトマの先端が枯れてしまいました・・・。
特に暑い時に直射日光を当ててしまい、水遣りが足らなかったからか、
一昨年に我が家に来た時はかなり弱っていた為だと思います。
 
しかし、不幸中の幸いか一つの先端が五つに分かれて芽が出てきたのです。
普通に育てても中々多頭化せず、現地の自然な状態のカッコよさにはならないのです。
今回はアクシデントがいい方向になったので良かったですが
全滅する可能性もあったと思うと恐ろしい・・・。
 
去年の失敗と成功を踏まえて、今年は注意して見ないといけないなと反省です。
 
そんな多肉植物類を今年もNew Stockでは入荷しますので、ホームページをチェックしてみて下さい。
来店をお待ちしています。
 
(吉田)
 
 
 
 
 
 

2018年12月26日 緑を使ったモノ

「 作品?
 
娘が作りました。
少し前に学校のサークルで作ったそうです。
テーマはカフェなどにディスプレイする「モノ」。
 
季節がらリースを選んだのはいいけれど他の子もクリスマスっぽい作品が多かったようです。
普段から意識してか自然の材料を使って、モノを作っていると言っていました。
親の影響なのか?
世の中の流行りなのか?
女の子ながら、小さい頃からキャンプに行ったり、川に潜ったり、虫を捕まえたりが好きでした。
家で課題を作りながら悩んでいる姿を見ているとハラハラドキドキですが心の中で応援しています。
親バカですね・・・。
こんな事を書いてると怒られそうですが。
自分も頑張らないといけんなと気が引き締まります。
今年も何度かNew Stockのイベントで緑をイメージしたワークショップやディスプレイをやらせていただきました。
来年も色々なワークショップやイベントを考えていますので、ホームページをチェックしてみて下さい。
 
(吉田)
 
 
 

2018年11月6日   野崎の趣味は園芸

ユッカ・ロストラータ
     オキシペタラム ブルースター
 「冬支度」
 
太陽の高さが随分と低くなり一日一日と冬へ向かっているのを実感するこの頃。
オキシペタラムも二度目の花が咲いて、ジョーイ・セルリアの蕾もしっかりとしてきた。
 
個人的な園芸のベストシーズンは終わってしまったけど、冬型のケープバルブ(※1)のブーファン・ハエマンソイデスの芽出しや、冬型の塊根植物(※2)のペラルゴニウム・ミラビレの芽出しが始まって冬は冬でまた面白いなと再認識。
 
これから待受けている一大イベントは植物たちの屋内への引っ越し!このタイミングが難しい。日には当ててあげたいし。
この時期になると必ず、なんか増えたな? これ全部に入るのかな? って思うけど、毎年なんとかなっているから不思議。
 
日を追う毎に下がる最低気温にソワソワしながら取り敢えず部屋の片づけから始めようと思う。
 
 
※1 ケープバルブ:
南アフリカ産で特にケープ地方に自生している球根植物。冬に成長するものが多く、夏の間は葉がない状態。秋に新葉を展開させる。
 
※2 塊根植物:
本来の意味は根にあたる部分が肥大した植物を言う。ただ、多肉園芸の世界ではこのような特徴を持つ植物の総称として扱われる。
 
(野﨑)
 
 
 

2018年10月23日  芝の害虫

「 土こぶ 」
 
これ、何だか分かりますか?
コガネムシの幼虫が作った「土こぶ」なんです。
芝生の管理をしていると春と秋に見られるモノです。
コガネムシの幼虫は植物の根を食べて成長し、芝もエサの対象で食べているようです。
この状態だと見た目も生育にも良くありませんので駆除します。しかし、土の下にいるので何ともし難い・・・。
薬剤を全体に撒いてしまえばいいのですがミミズや有益な土壌生物に影響を与えるしれません。
ですので、この「土こぶ」を利用します。
コガネムシの幼虫の居場所に注入です。
この方法ならば最小限の影響で済みます。
ゴルフ場の管理では線虫を使った駆除方法があるようですが薬剤に比べてお金がかかりそうです。
キレイに刈られた緑の絨毯の芝は魅力的なので皆さんのお庭でもいかがでしょうか。
 
(吉田)
 
 
 
 
 

2018年9月25日  小さい秋、見つけました。

トチノキの実
「 小さい秋、みつけました。 」
 
先日ある大学の構内で散歩していると木の実を拾いました。
写真の木の実、何の実かご存知でしょうか。
 
この木の実はトチノキの実です。
 
ツバキの実に似た果実はごつごつした厚い果皮に包まれていて、熟すと割れて、写真の実が出てきます。栗のような外観ですが、栗のようなとんがりはありません。その分コロコロしてかわいらしく感じます。
 
調べてみると、トチノキは斉藤隆介作の絵本「モチモチの木」に出てくる主人公の豆太が怖がっている、あの木だそうです。
 
また、渋抜きをした実は、古くは縄文時代から保存食として食べられていたそうです。一般的には「栃餅」と聞くと馴染みが深いかもしれません。
 
ちょっとした散歩でも楽しい発見がたくさんあります。
調べてみるとおもしろいことがどんどん広がります。
 
最近、小さい秋がそこかしこにあふれ出しました。
 
子供や家族、恋人を連れて、秋の花や、木の実、虫の音、真っ赤に燃える夕焼け空を探しに出かけてみるのも楽しいのではないでしょうか。
 
(篠部)
 
 
 
 
 
 

2018年8月25日   デザインを体感

ユッカ・ロストラータ
「 あ 」
 
休み中に子供達とお台場で開かれている「デザインあ展」に行ってきました。
「デザインあ」とは、NHKのEテレで放送されている子供向けの番組ですがスタッフは、現在活躍している有名なデザイナーやミュージシャンで制作されていて大人が見ても楽しめる番組です。この番組では優れたデザインには、人と人、人とモノをよりよくつなぐ工夫があると言っています。
 
デザインの工程で身のまわりに意識を向け(みる)、どのような問題があるかを探り出し(考える)、よりよい状況をうみだす(つくる)という一連の思考力と感性を「デザインマインド」と表現しています。
 
展覧会ではこの「みる」「考える」「つくる」ことを体感し、デザインを楽しむという時間を過ごすことができました。
 
日頃、現場で作業に追われるだけでなく、なぜ、この形なのか?
疑問を持って考え、「みる」「考える」「つくる」をすることで、お客様に満足していただける仕事をしていきたいと思います。
 
(吉田)
 
 
 
 
 

2018年7月24日  蜂トントンを忘れずに

コスズメバチの巣
コスズメバチの巣
「思いっきり殴られた感じ(泣)」
 
連日35度を超える猛暑の中、気力・体力ともに奪われるこの頃ですが、そんな中でも、お庭の手入れの際に、特に注意しなければならないことがあります。
 
それは蜂です。
 
特にアシナガバチ、スズメバチは頻繁に出没し、私たちを困らせます。
 
初夏からサツキやツツジなどの刈込を行ったり、樹木の剪定を行うことが多くなるのですが、木の枝や、低木の中に巣を作るため容易に発見できず作業をしていると突然襲われるのです。
 
幸いにも私はまだ刺されたことはないのですが、先日手の甲をスズメバチに刺されたYさんがその痛みを
 
「思いっきり殴られた感じ」
 
と表現していたのを思うと、絶対に刺されたくないし、出会わないことを祈るしかありません。
 
アナフィラキシー症候群という言葉も最近では聞きなれるようになってきましたが、蜂に刺されたショックで命を落とすことも珍しくありません。
 
ではどうやって刺されないように対応しているのか。
それは、とにかく作業前に熊手や箒で木をトントン軽くたたきます。
叩かれるとびっくりして蜂が飛び出してきます。
簡単なことですが、それが現場でできる唯一の対処法です。
 
この時期、庭の手入れをご自身でされる方も多いと思います。
熱中症対策と共に、蜂トントンをお忘れなく。
 
(篠部)
 
 

2018年5月18日  美しさに理由があるとしたら

5月の庭園風景
5月の庭園風景
「理由」
 
草花は愛情をかけるほどそれに応えてくれる、とよく言われる。
お客様の手入れに伺うと本当に美しい草花たちを目の当たりにすることがある。
「どうやったらこんなに生き生きするんだろう」溜息交じりにそう思う。
どの花も皆、私を見て、と言わんばかりに誇らしげに咲いている。
 
花の色、形、大きさ、虫たちの羽音、風にそよぐ葉音、ふかふかした土の感触、充実した枝葉の肌触り、そして研ぎ澄まされたバラの棘の痛み。
様々な心地よい感覚が、五感を通じて全身に染み込んでくる。
 
愛情を存分に受けて育てられた庭はそれが一つの生き物のようになり、全身全霊で応えるのだと思う。
 
帰り際、バラを一鉢頂いた。
「こんなに綺麗に咲いているのに、いいんですか。」
と聞くと
 
「薔薇を人にあげるときは、その薔薇の一番状態のいい時のものをあげなさい、そう教えられたことがあるのよ。」と静かに微笑んで一言。
 
それは、花たちがこんなにも美しく咲く理由の一端を垣間見た瞬間だった。
 
(篠部)
 
 

現場のつぶやき 番外編 ~ 野崎の庭 ~

2018年9月6日  野崎の趣味は園芸

ユッカ・ロストラータ
地植えの ユッカ・ロストラータ 
 「地植えのユッカ・ロストラータ」
 
今年の夏は異常な暑さで降雨も少なく、お手入れに伺ったお客様のお庭でも水切れで枯れてしまった樹が多く目立ちました。
私の家の庭でも落葉樹はほんの数日灌水を怠ると水切れのサインが出てしまい、慌てて水遣りを行うといった具合です。
 
そんな酷暑の中でも旺盛に育っているのが写真のユッカ・ロストータです。
ボールのように広がるシルバーブルーの葉と、動物の脚を連想させる幹が特徴です。
メキシコの砂漠などのような昼夜の寒暖差の激しい乾燥地帯に自生しているので暑さ寒さにはとても強く、関東以南であれば問題なく越冬が可能です。
但し、日本の冬は湿度が高く、凍害が起きやすいので植えこむ場所や土壌に工夫が必要です。
 
流通量が少なく、価格も高価ですが、それに見合った特別な存在感を持つおすすめの植物です。
 
(野﨑)
 
 
 
 

現場のつぶやき

2018年2月8日  こだわりの足袋

休憩中の地下足袋風景
休憩中の地下足袋風景
「木の上ではこれでなくては」
 
すいません、休憩中の写真です。
 
普段の作業では足袋を履きます。
 
木に登り、微妙にバランスをとるには地下足袋が一番です。
昔は足袋に草履履きでしたが明治時代に入り、ゴム素材が入ってきてから今の形になりました。
最近は土木屋さんも履きませんが、植木屋さんのユニフォーム的な実用品として使っています。
 
履き始めはコンクリートやアスファルトの地面を歩くと足が痛くなるようです。
自分は最初から大丈夫で今では普通の靴が履けなくなり、足袋の感触に近い靴を探して履いてます。
足が蒸れないので臭くならず、フィットして植木屋さんにはなくてはならないモノなのです。
 
以前、靴屋で仕事をしていたので色々な靴を履きましたが、こんなに素晴らしい履物は中々ないと思います。
普段着に合わせて履くには難しく、勇気が必要で自分には無理で残念です。
 
本当に身の回りの道具達にはいつも感謝です。
 
(吉田)
 
 
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